今更聞けない!比較級と最上級を覚える上で大切なポイント

「〜より大きい」「〜は最も優れている」など、何かと何かを比較したいときに使われる比較級や最上級の表現は、日本語と英語で組み立て方が異なるので注意が必要です。
今回は、比較級や最上級を覚える上で大切なポイントを3つご紹介します。

1. 基本的な作り方を押さえる

compare

英語での基本的な比較級の作り方は、以下の2パターンです。比較的短い形容詞や副詞の場合は語尾に”er”がつき、比較的長い形容詞や名詞の場合は直前に”more”がつきます。ちなみに、語尾に”est”または直前に”most”をつけることで最上級を表すことができます。

・主語(S)+ 動詞(V)+ 形容詞または副詞-er + than ~

比較級 最上級
young(若い) younger youngest
long(長い) longer longest
new(新しい) newer newest
fast(速い) faster fastest
high(高い) higher highest
rich(豊かな) richer richest
warm(温かい) warmer warmest
strong(強い) stronger strongest

・主語(S)+ 動詞(V)+ more + 形容詞または副詞 + than ~

比較級 最上級
famous(有名な) more famous most famous
beautiful(美しい) more beautiful most beautiful
important(重要な) more important most important
interesting(面白い) more interesting most interesting
friendly(人懐っこい) more friendly most friendly
careful(注意深い) more careful most careful
difficult(難しい) more difficult most difficult
popular(人気の) more popular most popular

2. 不規則に変化するパターンも押さえる

compare

基本的には語尾にerまたは直前にmoreをつけることで比較級を作れるのですが、中には不規則に変化する表現も。これらの表現はそんなに多くないので、まとめて暗記しておきましょう。

短母音と子音で終わる場合:最後の文字を重ねる

比較級 最上級
big(大きい) bigger biggest
hot(熱い) hotter hottest
sad(悲しい) sadder saddest

yで終わる場合:iに変える

比較級 最上級
happy(幸せな) happier happiest
busy(忙しい) busier busiest
early(早い) earlier earliest

eで終わる場合:語尾にrまたはstをつける

比較級 最上級
nice(素敵な) nicer nicest
large(大きい) larger largest
free(自由な) freer freest

そのほかの不規則に変化するパターン

比較級 最上級
many / much(多くの) more most
little(わずかな) less least
good / well(良い) better best
bad(悪い) worse worst

3. toを用いて作る比較級を押さえる

compare

“superior”や”senior”など、語尾に”or”がつく形容詞には、「〜より優れている」「〜より年上の」など単体で比較の意味を表すものがあります。このような場合は、thanではなくtoを用いることで比較級を表すことができます。

superior to〜 〜より優れている
inferior to〜 〜より劣っている
senior to〜 〜より年上の
junior to〜 〜より年下の
major to〜 〜より重要な
minor to〜 〜より些細な
prior to〜 〜に先立って

比較級や最上級の表現を覚えておくと、英会話の幅もグッと広がります。これらのポイントを押さえて、英語表現をマスターしておきましょう!

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