「〜のそば」は英語で何と言う? “beside” “near” “by” の違い

日常会話で「〜のそば」という表現はよく使われますが、これを意味する代表的な英単語として “beside” “near” “by” が挙げられます。ただ、この3つの英単語にはそれぞれ微妙な違いがあり、それを正しく理解できている方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、 “beside” “near” “by” の違いについてご紹介します。

beside

beside

“beside” は、何かのそばに位置することを示す前置詞です。この場合、対象物との距離はそれほど重要ではなく、主に並んで位置することを意味します。例えば「beside the river」は「川のそば」と訳されますが、川に対して直接隣接しているとは限りません。

She sat beside me during the movie.
「彼女は映画の間ずっと私のそばに座っていました。」

The park is beside the library.
「その公園は図書館の隣にあります。」

near

near

“near” は、何かの近くに位置することを示す前置詞です。この場合、対象物との距離が比較的近いことを強調します。例えば「near the station」という表現は「駅の近く」となりますが、駅にかなり近い場所であることを表しています。

The restaurant is near the office.
「そのレストランはオフィスの近くにあります。」

We live near a big shopping mall.
「私たちは大きなショッピングモールの近くに住んでいます。」

by

by

“by” も「〜のそば」という意味で使われますが、主に「〜のそばを通って」という意味合いがあります。ある場所を通る際に何かに近づくことを示しており、例えば「by the supermarket」という表現は、「スーパーマーケットのそばを通って」となります。

Let’s stop by the bakery on the way home.
「帰り道にパン屋に寄りましょう。」

The playground is by the school.
「遊び場は学校のそばにあります。」


以上のように、 “beside” “near” “by” はどれも「〜のそば」という意味ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。目的や文脈に応じて使い分けられるよう、しっかりと使い方を理解して自然な英語表現を身につけましょう!

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